执笔者プロフィール

松本 守雄(まつもと もりお)
その他 : 慶應義塾大学病院長
松本 守雄(まつもと もりお)
その他 : 慶應義塾大学病院長
画像:5月16日グランドオープンを迎えた庆应义塾大学病院
慶應義塾大学病院はエントランス棟と外構整備工事が2022年4月末に完了し、ゴールデンウィーク明けの5月16日にいよいよグランドオープンを迎えます。信濃町駅から外苑東通りを渡りますと新病院棟のデザインコンセプトである「春雨直播app Forest 慶應義塾の杜」を体現する植栽豊かな外構アプローチが始まります。病院敷地の玄関となる「杜のゲート」を通過し、並木通りである「杜のプロムナード」が来院者をエントランスに導きます。その途中に設けられた休息や憩いの場となるウッドデッキ「杜のテラス」や広場「杜のプラザ」を左に見ながら新正面玄関に到着します。
正面玄関に入ると左には福泽諭吉先生の胸像が设置され、右にはメインの病院栋である1号馆に向かってメディカルストリートが真っ直ぐに延び、柱の壁面には液晶パネルが埋め込まれ、ご来院の皆様に様々な有用な情报を提供する予定です。建筑、インテリア、デザイン、照明などが1つになって病院全体が杜のイメージで表现され、患者さん?ご家族、教职员、学生にとって居心地の良い快适な环境が整います。また、これまでの工事の期间、车でご来院の皆様にはご不便をおかけしていましたが、正面玄関前のスペースには合计207台の驻车が可能な来院者用驻车场と车寄せも整备されます。
ここで新病院栋建设事业の経纬を简単に振り返りたいと思います。老朽化が着しく患者のニーズに応えることが困难になっていた庆应病院の建て替えを行う気运が2008年の庆应义塾创立150年を机に高まりました。ただ、その顷の病院の基本金组入前当年度収支差额は赤字続きで财务?収支の改善が新病院栋建设の大前提となっていましたが、庆应义塾法人、医学部?病院执行部のリーダーシップのもと様々な経営改革が行われ、2009年以降は収支の黒字化が达成されるようになりました。
2010年に新病院栋建设企画委员会が発足し、2012年には「新病院建设を中核とした世界に冠たる総合医学府の构筑」という目标のもと基本构想が策定されました。狭隘な信浓町キャンパスで医疗を确実かつ安全に提供しながら新病院栋建设を行うことは至难のことでしたが、绵密な医疗机能のローリングと建物のスクラップアンドビルドの计画が策定されました。2014年、1号馆Ⅰ期栋が着工され、2015年竣工、さらに2016年には本丸とも言えるⅡ期栋が着工、2018年に竣工し、Ⅰ期栋とⅡ期栋が完全に一体化しました。地上11阶、地下2阶の免震构造の1号馆(新病院栋)は2018年5月7日に开院し、本格的に稼働しました。翌年の2019年度には延べ87万人(1日平均3252人)の患者が外来を访れ、31万人(1日平均846人)の方が入院し、1万6千人超の方が手术を受けるなど、まさに先进的な高度医疗を提供する庆应医学の拠点施设としての机能を果たしています。
一方で当初、庆应病院开院100年の年に当たる2020年に竣工予定であったエントランス栋と外构整备工事は、并行して行われていた2、3号馆の改修や东京2020オリンピック?パラリンピック大会などの影响もあり、予定より约2年遅れての竣工となりました。俳优の故石原裕次郎氏が入院中に屋上から手を振ったことで知られる旧1号栋などを取り壊し、新エントランス栋が建设され、これを现2号馆と连结させることで工事が完了いたしました。
新病院栋の建设资金(当初予算は300亿円、その后360亿円に増额)は庆应义塾法人からの支出、病院収益からの积み立てのみでは补えず、费用のうちの100亿円は募金で贿う计画となりました。2013年1月1日より戸山芳昭信浓町キャンパス担当常任理事(当时)を募金戦略会议の议长としたプロジェクトがスタートしました。医学部同窓会である叁四会会员はもちろんのこと、広く庆应社中の皆様や患者の方々、関连のある公司などからも多大なるご支援?ご厚志をいただき、2018年3月には目标を上回る募金额を达成いたしました。
清家篤元塾长、长谷山彰前塾长、伊藤公平现塾长の歴代塾长と义塾执行部および歴代信浓町执行部が一体となって进められた义塾史上最大とも言える本プロジェクトは、この度のグランドオープンにより事実上完了したことになります。多くの関係者のご努力?ご尽力、また、庆应社中をはじめとする多くの皆様からのご支援の赐であり心からの敬意と感谢を表したいと思います。また、患者の方々には、工事中度重なる动线の変更などで大変なご迷惑をおかけしたにもかかわらず、庆应病院に変わらずお越しいただいたことを大変有り难く思います。
信浓町教职员は真新しい医疗の舞台をご用意いただき、大変喜ばしく思うとともに、庆应らしい质の高い、患者の方々にご満足をいただける诊疗を提供すべく、心を新たにしております。现在、庆应病院は31の诊疗科が互いの垣根を无くし、すべての职种が协力して患者の皆様に最良のチーム医疗を提供すべく努力をしています。治疗が极めて困难ながん、免疫、遗伝などによる难治性疾患に対しては复数の诊疗科の専门家チームからなる24のクラスター部门(本稿执笔现在)が高度な医疗を行っており、全国から访れる难病の方々にとって最后の砦として専门性の高い治疗を提供しています。
この度のグランドオープンを机に信浓町教职员が一丸となり、医疗、研究、教育、イノベーションの分野で庆应医学のさらなる発展を目指して参ります。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。