执笔者プロフィール

加藤 贵昭(かとう たかあき)
环境情报学部 教授その他 : 体育会野球部長
加藤 贵昭(かとう たかあき)
环境情报学部 教授その他 : 体育会野球部長
画像:グラウンドでベースボーラーシップ?を教えている様子 (撮影:友也隼也)
2024年8月、パリにてオリンピックが行われている中、大学野球部の现役?翱叠10名がガーナの小中学生?コーチ総势140名と共に野球による教育?研究活动を行った。
遡ること3年前、闯滨颁础(国际协力机构)にて约30年间アフリカで野球を広める活动をしてきた野球部翱叠の友成晋也さん(1988卒)から兴味深いお话を闻かせていただく机会があり、以前テレビ番组でガーナ野球が取り上げられ、所ジョージさんがチームのために作ったテーマソングをふと思い出した。その顷の详しい歴史は友成さんが书かれた『アフリカと白球』に记されている。
友成さんは2019年に(闯-础叠厂)を设立し、规律?尊重?正义を学ぶことができる日本型野球教育としてのベースボーラーシップ?(野球+スポーツマンシップの造语)を元に、アフリカ55カ国でその活动を広めるためのアフリカ55甲子园プロジェクトを进めている。
これまでの活动の中で、ベースボーラーシップを身につけた子供が时间をきちんと守るようになったり、挨拶ができるようになったり、さらには学校の勉强もできるようになったという现地の先生方の话が印象的であった。これはいわゆる「非认知スキル」と言われ、私达のラボで行っている研究课题とも関连するものであった。
今回、野球部员がこの活动に参加することにより、半学半教として新たな学びの机会を得ることに加え、野球を通じた教育がどのような影响をもたらすのか、心理的な调査から検証することも目指した。闯滨颁础との连携に际しては、コロナの影响がまだ残っていたことや、塾内での受け入れ态势が整わないこともあり、2年近く时间を要してしまったが、2023年7月25日、闯滨颁础と厂贵颁研究所ベースボールラボで海外协力队派遣のための连携覚书を缔结することができた。
第1回ガーナ派遣メンバーは、现役学生の小川尚人君(厂顿惭修1)、工藤拓人君(教职履修生)、萩原大雅君(商4)、冈田健人君(経4)、石河琉我君(环3)、鎌田正藏君(文3)、髙桥秀彰君(法3)、峯岸里帆さん(政3)、内藤茉子さん(経2)と、翱叠の石桥贤一さん(1993卒)の10名が闯滨颁础海外协力队员として选ばれ、私と友成隼也君(総3)(友成さんの息子さんでもある)がラボの调査研究として同行した。日本から19时间のフライト直后には、首都アクラの空港にてガーナ国営テレビ局の取材を受けた。また闯滨颁础事务所の方々をはじめ、ガーナ日本大使、青少年スポーツ省大臣、国立スポーツ局関係者などへ挨拶に伺い、记者会见なども立て続けに行われ、现地の方々の期待の大きさを感じた。特に塾员でもある望月寿信ガーナ大使のお部屋には「自我作古」の书が掲げられており、远くこの地でも庆应の精神が息づいていることに背中を押される思いであった。
现地ではガーナ野球ソフトボール连盟に所属するコーチ达と连携し、前半はベースボーラーシップ?をどのような形で指导するのが良いかを考えるためのワークショップなどを行った。英语でしゃべらないといけないこともあり、学生达は当初控えめな印象であったが、友成さんの强力なリーダーシップとガーナ人コーチの热い気持ちに后押しされ、最后は自分达らしい素晴らしいプレゼンをしてくれた。特に「なぜ试合前に礼や挨拶をしなければならないのか」「なぜ相手を思ってキャッチボールをしなければならないのか」「なぜ1人1人顺番に打席があるのか」など、普段当たり前のように行っている所作の中にある规律?尊重?正义の意味を改めて発见し、その意义を伝えようとしている姿が素晴らしかった。
その后、ドドア、ケープコースト、テマ、コフォリディアの地方4カ所に分かれ、现地の子供达に対して実践的な指导を行った。特にトロトロと呼ばれる乗り合いバンにぎゅうぎゅう詰めとなり、舗装もされていない凸凹道を1时间近く移动したり、当たり前のように水しか出ないシャワーのホテルに泊まったり、石が散乱し雑草も多いグラウンドだったりと、日本では体験することができない环境もあったが、学生达はそんなリアルな现场も大いに楽しんでいた。ほぼ初めてボールを触る子供たちもいたり、元々の身体能力から惊くほど成长した子供もいたりなど、実际に现地で野球することでしか味わえない体験からも、真の意味での多様性を理解することができたようである。
最后には首都アクラにてが开催された。ここにはクラウドファンディングにより再建筑された「甲子园」グラウンドがある。各地から选抜された10数名のガーナ人选手?コーチが集まり、ティーボールによるトーナメントが行われた。试合中には相手を尊重し、仲间を信頼し、皆を鼓舞するようなベースボーラーシップ?が随所に见られていた。特に惜しくも负けてしまった选手が大きく泣き崩れる姿を见て、学生达も深く感动していた。
日本で野球をしている时には気づき难いが、普段の活动の中にも実は深い教育的な意味があり、それを実践することで非认知スキルが自然と身につけられ、人间形成にも良い影响を与えているということを认识できたことは大変意义深い。今后はそれを検証するための研究をさらに深めていきたい。最后にアフリカ研究を専门とする国枝美佳さんをはじめ、闯滨颁础、闯-础叠厂等本活动を支えていただいた関係者の皆さんに深く感谢申し上げます。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。