执笔者プロフィール

山口 真一(やまぐち しんいち)
その他 : 国際大学グローバル?コミュニケーション?センター教授塾员

山口 真一(やまぐち しんいち)
その他 : 国際大学グローバル?コミュニケーション?センター教授塾员
本书を书こうと考えるようになった直接のきっかけは、2024年の选挙をめぐる一连の出来事である。厂狈厂上での盛り上がりが、単なる话题や空気にとどまらず、実际の投票行动や选挙结果と、はっきりと结びつき始めた。切り抜き动画や断片的な情报が短时间で拡散し、事実関係や文脉が后景に追いやられていく。そうした変化が、民主主义の意思决定と直结しつつあることを、私は研究者としてだけでなく、1人の生活者として强く実感した。
そのため、编集者からの依頼を受けた时、违和感はなかった。むしろ、近年感じ続けてきた问题意识と、社会の侧から投げかけられた问いが重なっていると感じた。炎上やフェイク情报をめぐる出来事は、研究テーマである以前に、社会全体が正面から向き合わざるを得ない课题だと考えていたからだ。
本书では、厂狈厂选挙や诽谤中伤、生成础滨といった具体的な事例とデータを用いて、谁もが発信者となった「人类総メディア时代」において、民主主义はどのように揺さぶられ、どこで踏みとどまれるのか、どのようによりよい社会を作っていけるのかという问いを考えたいと思った。
私は、研究者のミッションは、知见を蓄积するだけでなく、それを社会に还元し、人々がより适切に判断できる环境づくりに寄与することだと考えている。なぜ问题が起き、どのように拡散し、人々の行动に影响するのかを言语化しなければ、社会は同じ场所で足踏みを続けてしまう。その意味で、この问いを新书という形で読者と共有できたことに感谢している。
炎上や分断は、政治やネット空间のどこかで起きている特别な出来事ではなく、私たちの日常の延长线上にある。厂狈厂を使う1人ひとりの振る舞いが、社会の空気を形づくり、その积み重ねが、世论や选挙のあり方を左右している。
民主主义は完成された制度ではなく、常に揺れながら更新されるプロセスである。强い言叶や刺激的な情报に触れたとき、どう立ち止まり、情报と向き合うのか。その选択の积み重ねが、民主主义の姿を决めていく。本书が、そのことを考えるための1つの材料となれば幸いである。
山口 真一
ちくま新书
208页、990円〈税込〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。