执笔者プロフィール

山冈 润一(やまおか じゅんいち)
メディアデザイン研究科 准教授専门分野/ヒューマンコンピュータインタラクション

山冈 润一(やまおか じゅんいち)
メディアデザイン研究科 准教授専门分野/ヒューマンコンピュータインタラクション
私が主宰する「Future Crafts プロジェクト」は、新しいモノづくりを通じて日常の課題を解決することをテーマにした研究グループです。3Dプリンタなどの工作機械や、時には新しい素材そのものから開発し、新しいメディアをつくり出しています。「デザイン」の研究室ですので、大学の中に閉じこもることはしません。現場へ赴き、そこにいる人々の声を聞くことから私たちの活動は始まります。
ある日、一人の学生が「动物に関する研究がしたい」と相谈に来ました。私自身、子どもを连れて动物园に行くのは好きですが、研究対象として扱ったことはありません。「では、まずは现场に行ってみよう」と连络をとったのが、キャンパスからもほど近い川崎市梦见ヶ崎动物公园でした。
园长は快く受け入れてくださいましたが、同时に动物园ならではのジレンマも教えてくれました。
「动物の命に触れることを大切にしたいが、実际に动物に触る体験を提供するのは难しい。动物へのストレスになってしまうから」と。
そこから学生の试行错误が始まりました。そして彼女がつくり上げたのは、直接触れなくても、动物の「命」を感じられる装置でした。空気圧制御で风船のように膨らむ机构をつくり、心拍の动きを再现しました。さらにリアルさを追求するために、园から提供してもらった抜け落ちたラマの毛を表面に贴り付けました。
完成した装置は、まるで生きているかのように温かく脉打ちます。园内のイベントで展示したところ、多くの家族连れが惊き、そして笑颜になりました。私たちが「园内にいるラマだよ」と伝えると、子どもたちは惊きとともに、その装置を抚でていました。
日々デザインの研究をしていると、学生たちは私一人では决して知ることのなかった世界へ私を连れ出してくれます。「中国舞踊をやっているから、パフォーマーのための衣装をつくりたい」「北海道出身だから、アイヌ纹様の伝统工芸を支援したい」。
私は彼らに研究の手法を教えている立场ですが、実际には私自身が彼らから学び、新しい世界を见せてもらっている毎日です。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。