登场者プロフィール
松本 直樹
文学部 図書館?情報学専攻 准教授松本 直樹
文学部 図書館?情報学専攻 准教授
2023/10/16
私はこれまで、公共図书馆を中心に、制度、経営、サービスなど多様な観点から研究を行ってきました。最近では、戦前の図书馆制度や、近年话题になることの多い指定管理者制度についても研究しています。指定管理者制度は、民间公司などによる図书馆运営を可能とする制度であり课题も多くあります。また、図书馆が効果的に机能するには、施设やコレクションに加えてそこで働く「人」が重要です。そのため、人材育成や専门职の认定制度にも関心を持って研究しています。これらの研究に加えて、自治体に设置されている図书馆协议会などの委员として実践にも携わってきました。
図书馆は、社会の中で知识、情报、データを収集し、组织化し、蓄积?保管し、提供する重要な机関です。そうした机関は、民主主义社会を机能させる上で不可欠です。このことは、误情报や偽情报に代表されるような情报を考えれば当然ですよね。そして、社会がデジタル化しネットワーク化する中でも、図书馆やアーカイブズ(文书馆)などの机関がデジタル情报を适切に组织化し、蓄积?保管し、継承していくことの重要性は変わりません。私は、このような役割を果たす机関の一つである図书馆に焦点を当て、その制度や経営について研究してきました。
図书馆?情报学の歴史と可能性
図书馆は歴史的に古くから存在してきましたが、「図书馆学」として図书馆自体を学问的な対象とするようになったのは19世纪以降です。バイエルンの図书馆员、マルティン?シュレティンガーやコロンビア大学のメルヴィル?デューイなどが経営の効率化という観点から研究に取り组むようになりました。その后、専门的?科学的な情报に焦点を当てたドキュメンテーション运动が进展するとともに、人々の情报行动を研究対象に含めた「情报学」と呼ばれる学问が形成されました。そして、「図书馆学」と「情报学」が结びつき、「図书馆?情报学」という学问として欧米を中心に発展してきました。
図书馆?情报学専攻は、1951年にジャパン?ライブラリー?スクールとして设置されました。これは、図书馆学を学ぶことのできる日本で最初の学科でした。その后、长く図书馆?情报学を学问?研究両面で牵引してきました。日本国内で図书馆?情报学を本格的に学べる场は限られており、本専攻はその数少ない选択肢の一つです。図书馆?情报学の领域は多岐にわたり、図书馆以外にも情报検索、情报行动、メタデータ、学术コミュニケーション、デジタルアーカイブ、书物学などの幅広い领域が含まれています。そして、図书馆?情报学専攻は、文学部にありつつも、文理両面からのアプローチが可能な専攻です。今后の可能性に満ちた学问と言えるでしょう。
※所属?职名等は取材时のものです。