登场者プロフィール
浅野雅树
文学研究科 中国文学専攻浅野雅树
文学研究科 中国文学専攻
2022/04/01
私は中国文学専攻に所属し、中国语学に関する授业を担当しています。主に现代中国语の语汇、文法、さらに中国语教育についての学术研究书や论文を読むことにより、この方面の専门知识の获得と活用を目的とした授业を行なっています。
私の専门分野は现代中国语の语汇论と文法论ですが、近年はとりわけ中国语教育における语汇指导についての研究に取り组んでいます。大学等における中国语教育の场では、どのような语を対象とし、ある学习レベルにおいてどの程度の数を学习するのかといった、所谓「语汇の広さ」について、学习者や教育者の関心が集められています。一方、一つの语が持つ语汇情报をどれだけ深めて知るのかといった、所谓「语汇の深さ」の面に関する学习や指导については、検讨の余地が残されている现状が见受けられます。中国语の语(単语)の学习と言えば、学习语汇を単体と见なし、一つ一つ覚えて积み重ねて、量を増やすという意识が固定化されています。「学习対象语―ピンイン(音声)―訳语(意味)」という枠组みでの学习が定着していますが、语にはさらに「语形」「语义」「位相」などの面で、学习に値する様々な语汇情报があります。このような语の构造性や体系性を応用した内容を指导项目に取り入れた新しいスタイルの语汇学习や指导方法の构筑に向けての探求を続けています。また、日本语母语话者による中国语の语汇学习は、日本语における汉语语汇の存在から、他の中国语の学习者と比较するとかなり有利であると考えられています。しかし、同じ中国语の语汇でも「同形同义语」は比较的容易に习得ができる一方で、「中日同形近义语」と称される二言语间に仅かな差异しかなく、その相违に学习者が気づきにくいタイプの语は、日本语からの干渉を受けやすく、习得が困难であるという问题があります。このような両言语の関係性に応じた语汇指导や教育実践现场への语汇の导入についても効果的な方法を考案する可能性が残されております。
学习者の语汇学习を中心とした授业用テキストや学习书の作成、日本语母语话者の学习者向けの学习辞书の编成、学习者の语汇能力测定に适した新しいタイプの言语テストの発案などを私自身の具体的な研究目标として定めています。その上で、事例に対する调査、考察といった基础的な分析を土台にして、「语汇の深さ」の面を重视した日本语母语话者の中国语学习者に対する语汇指导の确立を目的とした研究活动に従事しています。
(2022/4/1)