执笔者プロフィール

片山 杜秀
法学部 法学部 教授(歴史)
片山 杜秀
法学部 法学部 教授(歴史)
无理を重ねてきた近现代の日本
広岛、长崎、アウシュヴィッツ。20世纪の悲剧の舞台です。そこにチェルノブイリや21世纪に入ってからの福岛を加えられるかもしれません。二つは原爆投下、二つは原発事故、一つは大虐杀。五つのうち叁つまでが日本での出来事になります。
この国は世界の中でも特别に呪われているのでしょうか。まさかそんなことはありますまい。近现代の日本は、世界でも飞び抜けて背伸びしてきた。无理に无理を重ねてがんばってきた。そのせいで成功したこともいっぱいある。しかし背伸びをすれば転びやすくもなる。それゆえに悲剧の発生率も高くなる。そう考えることはできないでしょうか。
関连领域を学ぶことで见える视座
私は近現代の日本の思想や文化の歴史にとりわけ興味を持っています。具体的に言えば、二つの世界大戦の時代、さらに戦後の政治思想や社会思想、哲学や文化芸術です。そこには多くの実りがある。けれど無理をしすぎたゆえの失敗や悲劇もある。今の日本はそういう教訓を学んだり忘れたり、とにかくその積み重ねの果てに出来ている。やはり温故知新です。歴史を振り返ってこそ初めて今を学ぶ視座も獲得できるというものでしょう。 みなさんは法律や政治に興味を抱かれて法学部を目指されるのだと思います。しかしそれだけをいきなり極めるということは、当たり前ですがありえません。前提や関連領域をよく知ってこそ初めて見えて気づいて閃くことも多い。歴史を含めた人文科学の諸講座は、そのために用意されているのです。