2017/11/28
庆应义塾大学医学部
庆应义塾大学医学部内科学(消化器)教室の金井隆典教授、長沼誠准教授らを中心とした全国33施設の多施設共同研究グループは、植物由来の染料が活動性の潰瘍性大腸炎の治療に有効であることをプラセボ(偽薬)対照臨床試験において科学的に実証しました。
この蓝色の染料は青黛(せいたい)と呼ばれる生薬で、これまでに金井教授らは青黛の経口投与が活动期の溃疡性大肠炎患者において、従来の治疗薬と异なる仕组みで高い有効性を示す可能性を、少数例の単施设研究で示唆してきました。本研究では青黛の用量を段阶的に设定した、プラセボ(偽薬)を含む临床试験で、青黛は70~81%という高い有効性を示しました。
本研究で青黛の高い有効性が示されたため、今后さらなる动物実験を含む研究を行い、安全に使用できるよう治疗开発を推进していきます。
この成果は、今后の溃疡性大肠炎の完治を目指した病态の解明と、新规治疗法开発への确かな道筋になることが期待されます。今回の研究成果は、2017年11月22日(米国东部时间)米科学誌である『骋补蝉迟谤辞别苍迟别谤辞濒辞驳测』のオンライン速报版に掲载されました。
なお、本研究とは异なりますが、インターネットなどの不确かな情报をもとに青黛を个人入手し、民间疗法として使用する溃疡性大肠炎患者の存在が问题视され、本研究と関连なく青黛を内服した患者が肺动脉性肺高血圧症を発症した事例を受けて、厚生労働省は、自己判断で青黛を摂取せず必ず医师に相谈するよう患者を指导すること等について平成28年12月27日に各関係学会等へ注意唤起しました。
本研究グループが行ったものは、安全性、有効性を评価することを目的とした试験であり、患者が自己判断で青黛を使用すべきではないと考えていますが、この注意唤起后、安全性を最优先し、本临床试験を中断の上、结果を公表したものです。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。