2018/07/03
庆应义塾大学医学部
庆应义塾大学医学部内科学(循環器)教室の佐野元昭准教授、白川公亮助教らは、心筋梗塞後の組織修復?補強に重要な免疫細胞(オステオポンチン産生性マクロファージ)を発見し、その分化する仕組みを明らかにしました。
急性心筋梗塞とは、心臓の筋肉に酸素と栄养を送っている冠动脉という血管が急に詰まることで、心筋が壊死してしまう病気です。心筋细胞には再生机能がないため、心筋梗塞部位の心筋が薄くなると心臓は十分な血液を体に送り出せないようになり、やがて心不全と呼ばれる状态に陥ります。これらの状况から、伤害を受けた心臓组织の修復、薄くなった心筋组织の补强を促し、心机能を回復させることが心筋梗塞患者生存率の改善につながると考えられています。
心筋梗塞部位には、さまざまな免疫细胞が集まってきますが、なかでも、白血球の一种であるマクロファージは、破壊された组织の残骸を贪食(どんしょく)し除去した上で、コラーゲンなどの线维组织素材の合成を促して组织を修復?补强する能力があり、创伤治癒にとって重要な役割を担っています。
今回マウスを用いた研究により、壊死组织に集まるマクロファージは「オステオポンチン」という物质を产出することで、破壊された组织の残骸を贪食していることを発见しました。さらに、骨髄から生じた细胞が心筋梗塞部位でマクロファージへと分化して、オステオポンチンを产生する仕组みを明らかにしました。
本研究の成果は、心筋梗塞を起こした组织でオステオポンチン产生性のマクロファージを増やすことにより患者さんが持っている治癒力を高め、心筋梗塞后の组织の修復?补强を促し、心机能を回復させ、心不全の発症を予防する画期的な治疗法の开発に寄与するものと期待されます。
本研究成果は、2018年7月2日(月)(米国东部时间)に循环器分野の最高峰ジャーナルである『颁颈谤肠耻濒补迟颈辞苍』に掲载されました。
※2018年7月3日(火)追记 プレスリリース配信时は6月28日(木)に掲载予定でしたが、7月2日(月)に変更となりました。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。