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慶應義塾

心电図から心臓カテーテル治疗の要否を瞬时に判断する人工知能(础滨)を开発-救急外来における心筋梗塞治疗の効率化へ-

公开日:2019.01.11
広报室

2019/01/11

庆应义塾大学医学部

庆应义塾大学医学部内科学教室(循環器)の佐野元昭准教授、後藤信一助教らの研究グループは、人工知能(AI)を応用して、胸痛で救急外来を受診した患者の心電図1枚から、その患者にカテーテル治療が必要かどうかを80%以上の精度で瞬時に判定する技術を開発しました。

心臓は心筋と呼ばれる筋肉でできており、全身に血液を送り出すポンプとしての役割を担っています。心臓が活动するために必要な酸素と栄养を供给する血管(冠动脉)には、年齢とともに「悪玉コレステロール」を主とした脂质(プラーク)が沉着していきます。このプラークが破けて、冠动脉内に血の块(血栓)が急にでき、血液の流れが非常に悪くなったり、血管が完全に詰まったりしてしまうために起こる现象が急性冠症候群です。

中でも急性心筋梗塞は、心筋壊死が急速に进行していく病态であり、そのままではポンプ失调、致死性不整脉や心破裂等の命にかかわる事态に陥ります。これを治疗するには、詰まっている血管に対し、いかに早くカテーテル治疗を行って冠动脉の血流を再开通させるかが重要です。発症からカテーテル治疗开始までの时间を短缩するためには、迅速に诊断しなければなりません。この急性冠症候群の诊断において、心电図は中心的な役割を果たしていますが、医师の诊断能力にはばらつきが大きく、また、现在心电计に搭载されている心电図自动解析の精度も満足のいくものではありません。一方で、手足等の动脉から心臓近くまで细い管を挿入するカテーテル検査は、リスクを伴う検査であり、胸痛を诉える患者全员にやみくもに行うことはできません。真にカテーテル治疗が必要な患者を正确に见分けるために、より精度の高い心电図自动解析の开発が求められていました。

本技术は「実际にカテーテル検査を行い、冠动脉を広げる治疗を紧急で行ったかどうか」を正解として心电図を学习したもので、これに新しい心电図を与えるとカテーテル治疗の要否が瞬时に判定されます。つまり、これまで経験を积んだ循环器内科医がカテーテル検査を含めたさまざまな情报を総合して判断していたことを、本技术によって、心电図が1枚あれば、80%以上の确率で再现できることになります。心电図は受诊すればすぐに検査でき、结果は数分以内に得られます。本技术を心电计に搭载することによって、カテーテル治疗の必要性を迅速かつ正确に自动诊断し医师に提案することが可能になります。日本人死亡原因の第2位を占める心臓病による死亡を减少させ、健康寿命の延长にも贡献できると期待されます。

本研究成果は、2019年1月9日14時(米国東部時間)米国科学誌『PLOS ONE』オンライン版に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)