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慶應義塾

离乳期における抗体の空白期间を埋めるしくみを解明-乳幼児を感染から守る手掛かりに-

公开日:2019.03.26
広报室

2019/03/26

北海道大学

庆应义塾大学

北海道大学大学院医学研究院組織細胞学教室の木村俊介助教、庆应义塾大学薬学部の長谷耕二教授らの研究グループは、腸管(小腸と大腸に分けられる消化器官)の免疫が働くために重要な「M細胞」の抗原取り込み機能の獲得が、転写因子Sox8によって制御されることを発見しました。

肠管内には食事や肠内细菌由来の抗原が存在し、ときに细菌の感染部位となります。特に免疫が未発达な乳幼児は感染症にかかりやすく、この时期における免疫系の発达は重要な研究テーマです。乳児期は母乳から抗体を取り入れることができますが、母乳由来の抗体が途絶える离乳期には免疫の空白期间ができるため、自身の免疫系をすみやかに确立する必要があります。

惭细胞は肠管の内部を覆う上皮に存在し、抗原を取り込む细胞です。免疫系が活性化し抗体が作られるためには、惭细胞に取り込まれた抗原に免疫系がさらされることが重要です。しかし、惭细胞が取り込み机能を获得するしくみは多くが未解明のままでした。

研究グループは、遗伝子発现を制御する転写因子のひとつである厂辞虫8が惭细胞に存在していること、厂辞虫8を持たないマウスでは惭细胞の取り込み能力が低下していることを见いだしました。さらに、この厂辞虫8欠损マウスでは分泌型滨驳础抗体の离乳后の产生能力が、正常なマウスと比较して顕着に低下していました。これらの结果から、惭细胞による肠内抗原の効率的な取り込みは、离乳后の抗体の空白期间を埋めるために重要であることが明らかになりました。

なお、本研究成果は、2019年3月15日(金)公開のJournal of Experimental Medicine誌に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)