2020/09/18
庆应义塾大学医学部
庆应义塾大学医学部内科学教室(呼吸器)(福永興壱教授、石井誠准教授)と慶應義塾大学関連病院で構成する研究グループ(K-CORC)は、グループ内の14病院に2020年6月中旬までに入院した全患者345例の基礎情報、入院時の症状、併存疾患などを検討しました。また、酸素吸入を要する重症化の危険因子や、死亡に至る危険因子の解析を行いました。
酸素吸入を必要とした重症化患者は112例(32.5%)で、死亡例は23例(6.7%)でした。
酸素吸入が必要となる重症化の危険因子として、上位より、慢性闭塞性肺疾患(颁翱笔顿)の併存症、入院中の症状としての意识障害、息切れ、全身倦怠感、高血圧症の併存症、高齢が関与していました。さらに、死亡に至る危険因子として、これまで报告されている高齢、慢性肾臓病に加え、新たに高尿酸血症/痛风が関与していることを示しました。
これまで日本からの颁翱痴滨顿-19のまとまった症例数の报告はクルーズ船(ダイヤモンドプリンセス号)乗船者に関係した100例前后の报告が数件と、神奈川県内6医疗机関の151例の报告のみでした。本报告では、日本で初めてクルーズ船に関係しない市中感染の300例以上の大规模な症例検讨を行い、重症化や死亡の危険因子を英语论文として示しました。各施设が颁翱痴滨顿-19で入院した全症例を登録していることから、日本の颁翱痴滨顿-19流行第一波における首都圏での感染状况のリアルワールドを反映した意义のある研究であると考えられます。
本研究成果は、2020年9月10日(米国東部時間)に国際科学誌『Journal of Infection』オンライン版に掲載されました。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。