2021/02/25
庆应义塾大学医学部
国立研究开発法人日本医疗研究开発机构
庆应义塾大学医学部坂口光洋記念講座(オルガノイド医学)の佐藤俊朗教授、杉本真也助教、同臓器再生医学寄附講座の小林英司特任教授らの共同研究グループは、上皮を剥がした大腸にオルガノイドと呼ばれる技術で培養した小腸上皮を移植することで、小腸に特有の吸収?蠕動機能などを備えた大腸(小腸化大腸)を作製する技術を開発しました。
小肠には、绒毛(じゅうもう)という固有の突起构造があり、食べ物の消化吸収という大切な役割を果たしています。これに対し、大肠にはそうした突起构造がなく、栄养の消化吸収はほとんどできません。なぜ绒毛の突起构造が小肠でのみ作られるのかは长年の谜でした。今回、研究グループは、小肠内侧の上皮が肠液の流れを感じとって绒毛突起构造を作り出すことを突き止め、绒毛のある小肠上皮オルガノイドの培养に成功しました。この発见によって、大肠を小肠に类似した移植片に作り変えることを可能とする技术(小肠化大肠技术)を开発しました。さらに、本技术で作成した小肠化大肠をラット短肠症候群モデルに移植することによって、短肠症候群のラットに治疗効果があることを世界で初めて示しました。
クローン病や肠捻転、新生児期の重篤な肠炎などで小肠の大部分を切除した患者は、タンパク质?糖?脂质などを消化吸収する机能が十分ではないため、极めて予后の悪い短肠症候群を発症します。现在、重症の短肠症候群に対する唯一の根本的治疗は小肠移植ですが、ドナー不足や他の臓器と比较し强い拒絶反応を示すなどの问题があり、移植の実施は他の臓器に比べ少数にとどまっています。こうした中、小肠移植に代わる治疗法として再生医疗の开発が期待されてきましたが、吸収した栄养を全身に运ぶ血管?リンパ管を含めた复雑な臓器を作製することは不可能でした。今回开発された小肠化大肠技术は、既にある别の臓器を必要な臓器に作り変えるものであり、再生医疗による拒絶反応のない臓器移植の実现を一歩前进させるものとなります。また、本研究は小肠绒毛の突起构造の成り立ちの一端を解明したことから、様々な小肠疾患の病态理解につながることが期待されます。
本研究成果の详细は、2021年2月24日(英国时间)に英科学誌『狈补迟耻谤别』电子版に掲载されました。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。