2017/04/21
庆应义塾大学
庆应义塾大学、ミシガン大学(米国)、シカゴ大学(米国)、は、乳幼児期の腸内細菌叢の成熟化が腸管感染抵抗性に重要であることを明らかにしました。これは庆应义塾大学薬学部の金 倫基(きむ ゆんぎ)准教授(前ミシガン大学医学部病理学部門研究員)、庆应义塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)の福田 真嗣(ふくだ しんじ)特任准教授(JSTさきがけ研究者)、ミシガン大学医学部病理学部門のGabriel Nunez(ガブリエル ヌネッツ)教授?坂本 啓(さかもと けい)博士研究員、シカゴ大学病理学部門のCathryn R. Nagler(キャスリン ナグラー)教授、を中心とする研究グループの成果です。
乳幼児は肠管病原菌に対して感染しやすい(感受性が高い)ことが知られていますが、その详细なメカニズムについては未だ不明な点が多く残されていました。今回研究グループは、肠内细菌を全く持たない无菌マウスを无菌环境下で饲育し、メタボローム解析技术を駆使することで、乳幼児の肠管感染に対する高い感受性は、乳幼児の肠内细菌丛が未成熟であることに起因することを明らかにしました。また、この乳幼児の肠管病原菌感染に対する高い感受性は、クロストリジウム目菌群の欠如によることも明らかにしました。さらに、乳幼児の未成熟な肠内细菌丛から产生される代谢物质が、クロストリジウム目菌群の肠内での増殖を促进することで、肠管感染抵抗性がもたらされることも明らかにしました。
本研究は、乳幼児期に肠管感染症の感受性が高いことの一因として肠内细菌丛が未成熟であることを明らかにしたものであり、今后は乳幼児の肠管感染抵抗性を强化するために、肠内细菌丛をターゲットにした新たな予防?治疗法开発等の临床応用への発展が期待されます。本研究成果は、2017年4月21日(米国东部时间)に国际学术誌厂肠颈别苍肠别电子版に掲载されます。
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