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慶應義塾

乳由来βラクトリンによる認知機能改善の脳神経基盤の一端を解明 -健常中高年を対象とした臨床試験で脳神経活動を測定-

公开日:2021.05.19
広报室

2021/05/19

庆应义塾大学

庆应义塾大学文学部心理学研究室の梅田聡教授、キリンホールディングス株式会社R&D本部キリン中央研究所阿野泰久主任研究員らの研究グループは、健常中高年を対象としたランダム化比較試験で、乳由来の認知機能改善ペプチドであるβラクトリンが、集中を要する認知課題中の脳波測定により、前頭葉から頭頂葉における領域の神経活動を高めることを確認しました。βラクトリンによる認知機能改善の脳神経基盤の解明につながる研究成果です。

これまでの日本人対象の疫学调査によると、牛乳や乳製品の摂取は认知症のリスクを低减するとされています。近年の研究で、カマンベールチーズといった発酵乳製品に多く含まれる认知机能改善ペプチドとしてβラクトリンが発见され、本研究グループはこれまで、βラクトリンがヒトの记忆机能および注意机能を改善することをランダム化比较试験で报告してきました。しかしながら、βラクトリンがヒトの脳神経活动へ及ぼす影响についての検証はなされていませんでした。

そこで本研究では、健常中高年対象のランダム化比较试験を実施し、βラクトリン摂取による脳神経活动への作用を検証するため、64チャネルの脳波计を用いて事象関连电位を测定しました。その结果、βラクトリン摂取群では、プラセボ群と比较して、前头叶から头顶叶にかけた领域の电极で、聴覚提示课题中の集中力の指标ともされる事象関连电位笔300の振幅が、统计学的に有意に増大することが确认されました。

今回の成果により、超高齢社会に伴う脳の健康に関する社会课题解决に向けて、科学エビデンスに基づいた食习惯を通じたソリューションの开発が期待されます。

本研究成果は、2021年5月18日(グリニッジ標準時)に国際学術誌『Journal of Alzheimer’s Disease』(オンライン)に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)