2021/05/25
庆应义塾大学医学部
庆应义塾大学医学部眼科学教室の坪田一男名誉教授(株式会社坪田ラボCEO)、栗原俊英専任講師、大学病院研修医の姜效炎(ジャン?ショウエン)(研究当時:大学院博士課程)らの研究グループは、ジョージア工科大学Machelle T. Pardue教授、シンシナティ小児病院Richard A. Lang教授らとの国際共同研究で、網膜神経節細胞に発現する非視覚型光受容体OPN5(ニューロプシン)が短波長可視光領域の光を受容することにより近視進行を抑制することを解明しました。
本研究グループは、360苍尘~400苍尘の可视光(以下、バイオレット光)が近视进行を抑制することを世界で初めて报告しました。一方、その作用机序については详细に解明されていませんでした。このたび、同グループは独自に开発した近视モデルマウスを用いて、バイオレット光がマウス网膜内层の网膜神経节细胞に発现する网膜局所の概日リズムや眼内の血管発生、深部体温の调节などに関与する光受容体翱笔狈5で受光されることにより、脉络膜厚を维持することで近视进行を抑制する仕组みを解明しました。この知见はバイオレット光の近视抑制効果を理论付けるだけでなく、近年新たに発见された非视覚型光受容タンパク质翱笔狈5の机能解明にも繋がり、今后近视进行抑制の标的として有用な介入方法の开発の一助になることが期待されます。
今回の研究成果は、2021年6月1日(米国東部時間)に、学際的総合ジャーナル『Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(PNAS)』に掲載されます。オンライン版ではすでに公開されています。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。