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慶應義塾

侵略的外来种ホヤの「ステルス性」の活用-バイオイメージングのための新规モデル生物へ-

公开日:2022.01.13
広报室

2022/01/13

庆应义塾大学

庆应义塾大学大学院理工学研究科の修士2年 船越悠、紫藤拓巳、同大学理工学部の岡浩太郎教授、堀田耕司准教授らは、ヨーロッパザラボヤ(Ascidiella aspersa)をバイオイメージング研究の新規モデル生物とするための第一歩として、発生段階の定義づけと三次元胚画像リソースの構築を行いました。

ヨーロッパザラボヤは、脊椎动物に最も近い尾索动物に属するホヤの一种です。このホヤは日本だけでなく世界中で侵略的に繁殖し、养殖ホタテガイに付着することで渔业被害をもたらす有害外来种として有名です。一方、我々は本种の胚は可视光の90%を透过するほど透明であることを见出し、バイオイメージング研究に役立つモデル生物としての潜在的な可能性を模索しています。しかし、これまで本种の発生研究に必要不可欠な标準発生段阶表はありませんでした。

本研究はヨーロッパザラボヤをモデル生物として确立するための最初のステップとして、カタユウレイボヤの世界标準発生段阶表を参照し、受精卵から孵化幼生までの28の异なる発生段阶をヨーロッパザラボヤ用に定义しました。さらにこの発生段阶表を奥别产ベースの叁次元胚画像リソースとして整备し、世界中の谁もが閲覧できるようにしました。このリソースには、共焦点レーザー走査顕微镜で撮影された実に3,000を超えるヨーロッパザラボヤ胚の断层画像と3顿画像が含まれています。

本研究で构筑したヨーロッパザラボヤ3顿画像リソースは、さまざまなオミクスデータを発生段阶の各时空间阶层と结びつけるために不可欠であり、ヒトを含む脊索动物の胚発生や系统进化をシステムレベルで理解するのに役立つと期待されます。さらにヨーロッパザラボヤの研究基盘の整备により本种の研究が进めば、ホタテガイの贝殻への付着防止策につながると考えられます。

研究成果は、2021年12月17日にスイスの科学誌『Frontiers in Cell and Developmental Biology』にオンライン掲载されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)