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慶應義塾

血管により硬い歯がつくられる仕组みを解明-虫歯?歯周病により失われた歯の再生医疗への応用に期待-

公开日:2022.03.24
広报室

2022/03/24

庆应义塾大学医学部

日本医疗研究开発机构

庆应义塾大学医学部解剖学教室の久保田義顕教授は、同生理学教室、同医化学教室、同内科学教室(循環器)、自治医科大学、長崎大学、滋賀医科大学、米国コネチカット大学との共同研究で、歯の血管の立体構造に関して新たなイメージング技術を開発し、歯が硬くなる過程において、血管が深くかかわっていることを明らかにしました。

歯は人体で最も硬い构造物で、特に食事においてその硬さが不可欠です。その硬い歯の中央部には歯髄というやわらかい组织があり、歯髄内の血管は、歯の健康维持に重要ですが、歯が硬くなる过程でもなんらかの役割があることが示唆されてきました。しかし、他のやわらかい组织とは违い、组织を细かく観察するために歯の「切片を切る」という作业が、その硬さゆえにほぼ不可能であったため、血管がどのように歯に入っていくか、そして血管がどのように歯の硬さに贡献しているかは不明でした。

本研究ではまず、歯の血管を可视化すべく従来の実験手法にさまざまな改良を加え、マウスの歯の切片をきれいに切ることに成功しました。そして、歯の血管の立体构造を単一细胞レベルで可视化する技术を确立することに成功しました。

この技术を用いて血管の走行を详细に観察したところ、歯の硬化を担う象牙芽细胞の周辺にまとわりつき、象牙芽细胞の成熟を促すとともに、リンなどの硬化に必要な成分を供给しているユニークな血管细胞集団を见つけました。さらにその特定の血管细胞だけを除去するような遗伝子改変マウスを作成したところ、歯が硬くならないことを见出しました。

本研究は、世界で初めて、歯の高精度なイメージング技术を确立するとともに、その技术を用いて歯が硬くなるメカニズムを解明しました。将来的には、虫歯や歯周病などにより失われた歯の再生、特に硬い歯をつくるための技术への応用が期待されます。

本研究成果は2022年3月23日(米国東部時間)の『Journal of Experimental Medicine』オンライン版に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)