2022/08/23
庆应义塾大学
东京医科歯科大学
大阪大学
东京大学医科学研究所
京都大学
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)の脅威に立ち向かうため、2020年5月に異分野の専門家による共同研究グループ「コロナ制圧タスクフォース」が立ち上がりました。このたび、王青波准教授(大阪大学)を中心とした研究グループは、COVID-19患者さん465名(うち重症/最重症者 359名)の血液細胞における遺伝子発現及びそのヒトゲノム配列の個人差との関連を調べる網羅的な解析を実施しました。
解析により、遗伝子発现を制御する原因変异として1,169のヒトゲノム変异が精緻に推定(蹿颈苍别-尘补辫辫颈苍驳)されました。その原因変异は遗伝的集団や颁翱痴滨顿-19の感染状况に依らず、欧米での先行研究と高い一致率を示すことがわかりました。また、颁翱痴滨顿-19の重症度とゲノム変异による遗伝子発现制御の相互関係の解析(颈别蚕罢尝解析)により、重症度に応じた遗伝子発现の変化パターンが特定ヒトゲノム変异の有无で异なる遗伝子(例:CLEC4C)が存在することが明らかにされました。さらに、その仕组みが、いくつかの细胞种に特异的な遗伝子発现により説明できることがわかりました。これらの结果は、感染する可能性を、特定遗伝子の细胞种に特异的な制御の仕组みの违いとして理解するためのさらなる考察につながると考えられます。
本研究成果は、2022年8月22日(英国时间)に国际科学誌Nature Communicationsオンライン版に掲载されました。今后もコロナ制圧タスクフォースは、新型コロナウイルスと闘う患者さん、诊疗の最前线に立つ医疗従事者と共に、新型コロナウイルスの克服、そして未来のパンデミックに备える社会の公器として、引き続き活动を続けていきます。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。