2023/02/01
庆应义塾大学医学部
庆应义塾大学医学部生理学教室の岡野栄之教授、整形外科学教室の中村雅也教授、橋本将吾助教、名越慈人専任講師らを中心とした研究グループは、これまで動物実験を含め、有効な治療法がなかった慢性期完全脊髄損傷に対して肝細胞増殖因子含有コラーゲンスキャフォールドを投与した後、ヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞移植療法を行うことによって、脊髄微小環境の改善と新たな神経回路の構築による運動機能と排尿機能の回復に世界で初めて成功しました。
これまで、本研究グループでは、亜急性期の不全脊髄损伤动物に対してヒト颈笔厂细胞由来神経干/前駆细胞の移植による运动机能改善の有効性を报告してきました。今回、慢性期の完全脊髄损伤ラットに対しても同移植疗法の有効性を検讨しました。これまでの研究成果より、慢性期完全脊髄损伤ではさまざまな神経再生阻害因子が原因となり、ヒト颈笔厂细胞由来神経干/前駆细胞移植単独疗法では、机能改善が乏しいとされていました。そこで脊髄微小环境の改善を目的に肝细胞増殖因子含有コラーゲンスキャフォールドを损伤部に投与し、待机的にヒト颈笔厂细胞由来神経干/前駆细胞移植を行い、移植细胞の生着率を向上させることで机能回復を得ることに成功しました。今回の研究成果により、慢性期脊髄损伤に対する细胞移植疗法の効果は、移植前の脊髄微小环境の改善によって増强することが明らかになりました。今后は本研究成果を基に临床応用に向けて、これまで回復が困难であると考えられていた慢性期完全脊髄损伤に対する治疗法の确立が期待されます。
本研究成果は、2023年1月26日(英国时间)に、Biomaterialsのオンライン版に掲载されました。
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