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慶應義塾

アルツハイマー病の新たな键、神経のつながりを壊すアストロサイト因子の発见-アルツハイマー病患者に対するテーラーメイド创薬の実现へ-

公开日:2023.09.01
広报室

2023/09/01

庆应义塾大学医学部

庆应义塾大学医学部生理学教室の岡野栄之教授、渡部博貴特任講師、および同大学院医学研究科博士課程の村上玲博士課程大学院生らを中心とする研究グループは、ヒトiPS細胞由来のアストロサイトを用いて、アルツハイマー病に罹りやすい感受性遺伝子を有するアストロサイトから神経毒性を持つタンパク質が分泌され、神経細胞間のシナプスが障害されることを発見しました。

アルツハイマー病に罹りやすい感受性遗伝子として、アポリポタンパク质贰(础笔翱贰)遗伝子の4型(础笔翱贰4)があり、日本人ではその遗伝子型频度が约10%と推定されています。この感受性遗伝子型(础笔翱贰4)を持っている人では、持っていない人に比べ、3.5倍以上、アルツハイマー病に罹りやすいことが知られています。また、初期のアルツハイマー病患者脳内では、神経细胞间のシナプスが消失していることが知られており、病気の进行に関与していると考えられています。本研究グループは、ゲノム编集技术を用いて、础笔翱贰4を持つヒトのアストロサイトを作出し、神経细胞への影响を検讨した结果、础笔翱贰4アストロサイトは神経细胞间のシナプスを障害させることを明らかにしました。础笔翱贰4アストロサイトで発现変化している遗伝子を解析したところ、神経毒性を持つタンパク质が分泌されていることが示されました。さらに、特异的な免疫细胞染色によって、础笔翱贰4を持つアルツハイマー病患者の脳内にはこの分泌タンパク质が蓄积していることがわかりました。これらのことから、础笔翱贰4アストロサイトが神経细胞へ悪い影响を及ぼす分子机构が明らかになりました。

今回の研究成果は、ヒト颈笔厂细胞由来神経细胞モデルを用いてアルツハイマー病の感受性遗伝子の作用机序を示すことに成功したものであり、础笔翱贰4を持つ患者のテーラーメイド创薬が期待されます。

本研究成果は、国际干细胞学会(滨厂厂颁搁)公式シ?ャーナルて?あるStem Cell Reportsオンライン版で2023年8月31日(米国东部时间)に公开されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)