2023/10/06
庆应义塾大学医学部
庆应义塾大学医学部解剖学教室の久保田義顕教授は、同整形外科学教室、同生理学教室、同内科学教室(循環器)、共同利用研究室(細胞組織学)、国立国際医療研究センター研究所、長崎大学、新潟大学、滋賀医科大学、熊本大学、藤田医科大学、東海大学、米国ミシガン大学との共同研究で、骨の血管構造に関して、これまで知られてこなかった新たな血管サブタイプが骨の端にあることを発見し、骨の発生や造血において、この血管が深くかかわっていることを明らかにしました。
骨はからだを支え、内部の脳や臓器を守る役割だけではなく、骨の内部(骨髄)には血液干细胞が存在し、日々赤血球や白血球などの血球を产生し、全身に送りとどけます(造血)。この骨格としての役割と、血液产生の役割の両方に重要なのが骨髄の血管です。しかし、他のやわらかい组织とは违い、组织を细かく観察するために骨の「切片を切る」という作业が、その硬さゆえに难しく、他の臓器の血管に比べ、骨髄の血管に関する理解はあまり进んでいませんでした。
本研究は、従来の组织切片の作成法の改良、シングルセルトランスクリプトーム解析、新规遗伝子改変マウスの作成により、これまで见つかっていなかった骨髄血管のサブタイプが骨端部に存在することを発见し、骨の発生、造血に重要なことを见出しました。将来的には、骨粗鬆症や大腿骨颈部骨折などの治疗技术への応用が期待されます。
本研究成果は2023年10月5日(米国东部时间)のNature Cell Biologyオンライン版に掲载されました。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。