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慶應義塾

新生児の素早い文法学习能力と生后半年の学习脳机能発达を実証-言语野ネットワーク発达の解明へ寄与-

公开日:2024.10.23
広报室

2024/10/23

庆应义塾大学

庆应义塾大学文学部心理学研究室、KGRI未来共生デザインセンター、ヒト生物学-微生物叢-量子計算研究センター(WPI-Bio2Q)の皆川泰代教授、同大学大学院理工学研究科大学院生(研究当時)の蔡林、同大学医学部小児科学教室の有光威志専任講師、篠原尚美兼担助教、高橋孝雄教授(研究当時)は、ウィーン大学(J. Mueller教授)やチューリッヒ大学(S. Townsend教授, S. Watson研究員)との国際共同研究により、行動的に1歳前後でないと不可能と言われていたある種の文法規則学習(以下文法学習)が新生児でも可能であることを、音の人工文法を用いた脳機能研究により明らかにしました。

新生児と6,7ヶ月児では学习した文法の正误判断に関わる脳活动部位が异なり、新生児は左前头前野であるのに対して、6,7ヶ月児では既に成人机能と相応する左半球の前方言语野(下前头回)と后方言语野(縁上回、上侧头回)の関与を见出しました。さらに、新生児の文法学习に関わる脳机能回路を解析すると左前头前野から6,7ヶ月児のみで反応が见られた后方言语野(縁上回、上侧头回)への脳机能结合が多くみられ、学习に関与する新たな神経回路が活性化していました。ヒト乳児はこのような学习の繰返しにより生后半年で言语野ネットワークが构筑されることを示唆します。これらの学习による个人差の知见も得られ、新生児において安静时における后方言语野を含む左右の侧头部から左前头前野の长い脳机能结合が元から强い乳児ほど文法学习が効率的に进む倾向が示されました。これにより、新生児の文法学习能力の个人差は自身に备わる脳机能结合が関与することが分かりました。

これらの研究成果は、文法規則を抽出し学習するヒト脳機能の生得性を示すのみでなく、生後急速に進む乳児の言語獲得を支える、言語野の神経回路の発達過程のメカニズムを一部解明したといえます。さらに新生児の文法学習の脳機能の個人差とその要因も明らかにした本研究は今後、言語発達遅滞の脳内機構の解明や効果的な言語学習の手法開発への応用が期待されます。本研究成果は2024年10月22日(米国東部時間14時00分)に「PLOS Biology」に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)