2024/12/13
山口大学
庆应义塾大学
【発表のポイント】
颈笔厂细胞技术を活用して、家族性础尝厂患者(罢础搁顿叠笔変异)由来の脳微小血管内皮様细胞を作製し、バリア机能を详细に検讨しました。
家族性ALS患者が有する遺伝的背景が血液脳関門(Blood-brain barrier : BBB)の異常につながることをヒトのモデルで初めて示し、ALSの進行にBBB破綻が関与する可能性を提示しました。
础尝厂の病态に関する新しい知见として、この脳血管内皮细胞のバリア机能异常が炎症や神経细胞の损伤とは独立して起こっていることを証明しました。
バリア机能异常の背景に叠叠叠の発达?维持に重要な奥苍迟/β-カテニンシグナルの低下があることを突き止め、同シグナル経路の活性化でバリアが修復されることを确认しました。
筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis: ALS)は、運動機能を司る神経細胞が次第に壊れていく難治性の病気ですが、未だ有効な治療法がありません。近年の動物モデルを用いた研究によってその進行には脳を守るバリアである「血液脳関門(Blood-brain barrier : BBB)」の異常が関与していることが分かってきました。今回、山口大学大学院医学系研究科の西原秀昭助教らの研究チームは、庆应义塾大学、東北大学大学院医学系研究科の研究グループとの共同研究で家族性ALS患者由来のiPS細胞を使った新しいヒトBBB実験モデルを確立し、このバリア機能が家族性ALS患者のもつ遺伝的背景から影響を受ける可能性を明らかにしました。
この研究では、家族性ALS患者からBBBを構成する「脳微小血管内皮細胞(Brain microvascular endothelial cell : BMEC)」をつくり、バリア機能を詳しく調べた結果、患者由来の細胞ではバリア機能に異常があり、外部からの有害物質が脳に侵入するリスクが高まることが確認されました。さらに、この脳血管内皮細胞のバリア機能異常は炎症や神経細胞の損傷とは独立して起こっており、ALSの病態に関する新しい知見を示すものです。
また、研究チームは、患者由来叠惭贰颁様细胞の异常を修復する方法として、「奥苍迟/β-カテニンシグナル」を活性化することで、バリア机能が改善されることを示しました。これにより、本モデルが础尝厂患者におけるバリア机能异常に対する治疗薬の探索にも有用であることが示され、新たな治疗法の开発が进むことが予测されます。
本研究は、ALSにおけるBMECの役割を解明し、治療に向けた新しいアプローチを示した点で重要な成果です。この研究結果は、Frontiers in Cell and Developmental Biology誌に2024年8月15日付で掲載されました。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。