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慶應義塾

人工甘味料が肠炎を悪化させる仕组みを解明-肠内细菌と免疫细胞が连动する新たな炎症経路を特定-

公开日:2025.07.08
広报室

2025/07/08

北里大学

庆应义塾大学

北里大学と庆应义塾大学の研究グループは、人工甘味料として広く使用される糖アルコール「ソルビトール」の摂取が、腸内細菌叢およびその代謝物を介して腸管の炎症性免疫応答を活性化し、大腸炎を悪化させることを明らかにしました。

本研究は、北里大学薬学部 微生物学教室の金倫基教授(研究当時:庆应义塾大学薬学部 創薬研究センター 教授)、庆应义塾大学 先端生命科学研究所/同大学大学院政策?メディア研究科 博士課程3年(研究当時)の佐藤謙介、および同大学薬学部薬学科6年(研究当時)の富岡美和を中心としたチームによる研究成果です。

発酵性のオリゴ糖?単糖?二糖?ポリオールの総称であるFODMAP(Fermentable Oligosaccharides, Disaccharides, Monosaccharides, And Polyols)は消化管で吸収されず大腸へ到達することで腸内細菌に利用?発酵され、ガス産生、腹痛、腹部膨満感などを引き起こすため、過敏性腸症候群(IBS)や炎症性腸疾患(IBD)患者の症状を悪化させる可能性が指摘されており、近年では「低FODMAP食」が有効な食事療法として注目されています。なかでもポリオール(糖アルコール)の一種であり甘味料として広く使用されるソルビトールは、活動期IBD患者の腸内で、健常者や寛解期患者と比べて糞便中濃度が高いことが報告されており、腸管炎症との関連も示唆されてきました。しかし、ソルビトールそのものが腸内で炎症を誘導しうるのか、またその際に腸内細菌叢や免疫細胞がどのように関与しているのかについては、これまで明らかにされていませんでした。

本研究では、マウスにソルビトールを摂取させた実験を通じて、ソルビトールが肠内环境と免疫応答に与える影响を详细に解析しました。その结果、ソルビトール摂取により、実験的大肠炎が悪化することが分かりました。さらに、ソルビトールを継続的に摂取すると、大肠内で滨尝-1βなどの炎症性サイトカインの产生や、炎症性の惭1型マクロファージの分化が促进されていることが明らかになりました。さらに、肠内细菌丛の构成に変化が认められ、とくに笔谤别惫辞迟别濒濒补肠别补别科细菌の割合が高くなっていました。こうした炎症性の変化は、抗菌剤の投与によって消失したことから、ソルビトールの作用が肠内细菌丛に依存していることが示唆されました。加えて、ソルビトール摂取群では粪便中のトリプタミン浓度が有意に上昇しており、トリプタミンを添加した细胞実験においても、惭1マクロファージへの分化および滨尝-1βの発现増加が确认されました。

以上のことから、ポリオールが肠内细菌丛の构成や代谢、免疫応答に影响を及ぼし、肠の炎症を悪化させる新たな仕组みが明らかになりました。これにより、低贵翱顿惭础笔食が滨叠顿の急性期における症状缓和に寄与する可能性が示唆されました。一方で、贵翱顿惭础笔の中には肠炎の抑制に関与する糖类も报告されています。そのため、肠内细菌丛の多様性や机能维持の长期的観点から、水溶性食物繊维など肠内に有益な糖类の摂取も考虑することが重要です。

本研究は、肠内细菌?代谢物?免疫细胞の连関に着目した新たな炎症制御の视点を提供し、个别化栄养疗法やマイクロバイオームを标的とした治疗戦略の発展に贡献することが期待されます。

本研究成果は、2025年6月19日付で、国际学术誌『iScience』(Cell Press)にオンライン掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)