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慶應義塾

委员长メッセージ

政策?メディアという「くくり」の意义

政策?メディア研究科は、総合政策学部と环境情报学部とを基礎学部とする研究科ですが、慶應義塾の多くの大学院部門とは異なり、研究科の名称に「学」の文字が入っていません。いま私たちが直面している現実の問題は多様かつ複雑であり、従来の「学問」体系に囚われていては対応が難しくなっているということが、その理由のひとつでしょう。研究者としてそれら諸問題にかかわる私たちには、軸足となる研究領域を持ちつつ、様々な問題を領域横断的?複合的に議論する広い視野、そのための人的ネットワークを構築する力、現場に出向き当事者として解決方法を模索し実装?実践するフットワーク、さらには情報を正確かつ効果的に世界に発信するスキルが求められます。これは創設当初から変わらぬ研究科の理念でもあります。政策?メディア研究科は、これらを実践する人々の「くくり」であり、試行錯誤の中で新たな「学問」のありようそのものを生み出す場なのです。

别の见方をすれば、政策?メディアという言叶での「くくり」の意味、その中での学术研究の方法论は、研究科の开设から30年経ってなお、「学问」と呼べるまでには成熟していないとも言えます。周辺开発が进む远藤地区を中心に、罢罢颁碍をはじめ各地に存在するサテライト拠点、うちラボ、さらにはバーチャルキャンパスと、コロナ祸という困难を経験しオンラインの可能性を再认识することで、私たちの活动の「场」はこれまでにない広がりを见せています。これほどひとつの场所に闭じ笼もらない、教员?学生の集まりも珍しいと思います。実社会?仮想社会を问わず现场でのリアルな体験を重视し、空间を超越してなお「実学」を志向する姿势、それが政策?メディア研究科ひいては厂贵颁の魅力のひとつです。各地に点在する研究リソースと人的リソースを有机的に连携させ、研究组织?拠点としての政策?メディア研究科を大学院のあるべき姿として整理すること、そして私たち自身の日々の営みの中で、学术研究の新たな方法论とともに熟成させていくことが、私たちの使命だといえるでしょう。

私たちにとってこの数年は、コロナ祸を脱し日常を取り戻すという前例のない日々でした。一方でこの时间は、これからの学术研究のありようと大学院という研究组织の存在意义、さらにはフィジカルな研究拠点としてのキャンパスの将来ヴィジョンについて、见つめ直すよい机会ともなりました。そこでの気づきをみなさんと共有し、次の30年に向けて政策?メディア研究科が成すべき新しい取り组みを、みなさんとともに考え、実装し、実践していきたいと思います。

2025年10月

大学院 政策?メディア研究科委员长 高汐 一纪??