5月16日(火)午后1时より、叁田演説馆にて、ペンシルバニア州立大学教授のニール?ウォレス氏に対する庆应义塾大学名誉博士称号授与式が行われました。1980年代に世界を席巻したマクロ経済学の新しい潮流を主导的に引き起こした功绩や、货币理论における贡献を高く评価し、庆应义塾大学名誉博士の称号を授与することとなりました。
授与式では、ワグネル?ソサィエティーによるコーラスが響くなか、ウォレス氏が入場し、嘉治佐保子経済学部教授の司会のもと、中村慎助経済学部長が推薦文を朗読しました。続いて清家篤塾長がウォレス氏へ名誉学位記を授与し、式辞を述べ、それに応えてウォレス氏から謝辞がありました。その後、北館ホールにて、福澤諭吉記念経済学特別講義「Models of Money Based on Imperfect Monitoring and Pairwise Meetings: Policy Implications」が行われました。ウォレス氏はさまざまな貨幣理論を紹介し、そこから得るべき教訓について考察しました。集まった聴講者は熱心に耳を傾け、講義中には活発な質疑応答が行われました。